Vol.128 福岡国際マラソンへの挑戦~ランナーとしての再出発~

こんにちは、窪田忍です。


熊本城マラソン2026で味わった悔しさ、そして改めて思い起こされた陸上に対する気持ち。

約2ヶ月経ちましたが、その気持ちは忘れていません。


Vol.113 熊本城マラソン2026出場レポート|42.195kmが思い出させてくれた『悔しい』気持ち


私にとって“ランナー”としての再出発、福岡国際マラソン出場への挑戦が始まりました。


今回の記事は、そこまでに描いている道のりと現状です。


◆福岡国際マラソン出場条件


まず、以前の記事でもご紹介しましたが、改めて福岡国際マラソン出場にはA・Bの2グループがあります。


それぞれ直近3年以内に走ったマラソンの持ちタイムが、


A:2時間27分以内

B:2時間35分以内


となっています。

参加定員があるため、タイムをクリアしても必ず出場出来る訳ではありませんが、Aグループのタイムを突破していれば概ね問題ないようです。


出場するだけであればBのタイム突破すれば良いのですが、私がAのタイムにこだわるのには理由があります。


それは、スタート場所の違いです。


距離こそ変わりませんが、Aグループは平和台陸上競技場、Bグループは大濠公園がスタートとなり、2kmくらいまでは別々の場所を走ることになるのです。


日本トップレベルの場所で走りたいという想いはもちろんですが、私はレース前の緊張感であったり、選手たちの機微、雰囲気・・・そういったものをもう一度味わいたいという想いが強くあります。



出場することだけが目的ではなく、現役の頃に感じていたものを、いまの自分はどう感じるのかを確かめたい。


そういった理由から、あくまでAの標準突破を目指します。


◆標準突破に向けて


標準タイムの突破にはもちろん期限があり、まだ明確に発表されてはいませんが、例年の傾向でいくと9月上旬になります。


すでに冬のマラソンシーズンは終わっているため、標準突破を狙える大会も多くはありません。


その中で私が選んだのは、北海道マラソン。


理由としては、開催が8月末と準備期間がしっかり取れることと、実業団選手も多く出場するためある程度のタイムが狙っていけると判断したため。


ただし、大きなデメリットもあります。


それが、真夏のマラソンであるということです。


北海道、そして早朝にスタートするとはいえ、気温は30度近くまで上がります


そのため、タイムを切れるだけの身体をつくることはもちろん、暑熱順化も重要になってきます。


◆2時間27分というタイムについて


そもそも2時間27分というタイムは私にとってどういうタイムなのか。


1kmあたりに換算すると、約3分30秒。


実はこのタイムは、現役時代にマラソン練習で40km走をする際のタイム設定でした。

なので、ある意味比較的馴染みのあるタイムであり、どの程度の練習をすればそこまで持っていけるかというイメージもあります。



とはいえ、現役時代にある程度走れる時の状態まで戻さないといけないということには変わりありません。


◆やるべきこと


私の中で、北海道マラソンまでにやらなければならないことが4つあります。


①3分30秒/km というペースの感覚を思い出す


まずは、ペース感覚を取り戻すというところ。


このところ、4分/kmを切るペースで走ることがほとんどなかったため、それ以上のペース感覚が失われています。


当然、いまの私にとって楽なペースではありませんが、3分30秒/kmで走る練習を積極的に取り入れ、身体になじませる必要があります。


②2時間以上走ることに慣れる


これまで長い時間を走ることから逃げていたため、そこに向き合わなければなりません。


速く走ったりペースを決めて走るというよりも、精神的に長い距離に慣れるという練習が必要です。



あえてペースを落として2時間~2時間30分のjogを取り入れることで、時間に対する抵抗感を取り除いていきたいと思っています。


③体幹・ウエイトトレーニング


実は、現状走っていて一番気になっているのが筋力不足です。


ペースを上げると上半身の抑えが効かず反り腰になったり、大殿筋・ハムストリングの力が入らず、走った後も非常に張りが強く出ます。


また、練習を継続する上で、筋力が不足していると故障のリスクも跳ね上がります。


家でも出来る体幹トレーニングはもちろん、器具の揃ったジムなどでウエイトトレーニングをする必要性を強く感じています。



④スピード強化


3分30秒/kmで走る練習が必要と書きましたが、余裕度がなければそのペースで42.195kmという距離は走れません。


感覚としては、3分00秒/kmくらいのスピードは問題なく出せるようにしておきたいところです。


まずは400mのインターバルから、徐々に距離をのばし、理想では5kmを15分前後で走れるくらいにはしておきたいと考えています。


◆現状確認:熊本空港マラソン


現状確認として、5月30日に行われた熊本空港マラソン(10km)に出場しました。 昨年優勝した大会です。


Vol.81 熊本空港マラソン出場レポート!


今回の目的は、現状3分30秒/kmでどこまでいけるかの確認。



本当に現状確認をする程度の気持ちだったため、5kmくらいまでいければという気持ちでしたが、思いの外余裕をもって走ることが出来、9kmまでいけました。


しかし、そこで大きなアクシデントが。


左のふくらはぎに激痛が走り、残りの1km弱は歩くことに。


幸い、肉離れまではいっていませんでしたが、懸念していた筋力不足を露呈することとなりました。


ただ、私の中では目標達成に向けて非常に明るい結果だと感じています。


正直なところ、目標を立てたものの、まったく先行きが見えておらず、いけるかどうか判断しかねていました。


しかし、今回10kmまでは現状で問題なくいけると分かったことで、一気に現実味が帯びてきたと感じています。


故障こそしてしまいましたが、私にはまだ走る以外にも取り組むべき課題があります。

だからこそ必要以上に落ち込むことはなく、今はその課題に向き合う時間だと前向きに捉えています。


◆これから


最後に、私は福岡国際マラソンを目指しますが、みなさんにもそれぞれの挑戦があると思います。


挑戦することに、目標の大きさは関係ありません。小さな目標でも構いません。


しかし、「あとでやろう」「明日からがんばろう」という気持ちでいると、あっという間に時間は過ぎていきます。


私はその感覚をこの2年間で嫌というほど味わいました。


明日がんばるのではなく、“今日だけ”“いまだけ”がんばる。

その積み重ねだけが、その先へとつながっていくと思います。


それぞれの目標への“挑戦者”として、目標達成に向けて共にがんばりましょう!


執筆担当

窪田 忍(aile RUNNING CLUB 熊本 代表)

窪田 忍(くぼた しのぶ)

aile RUNNING CLUB 熊本エリアコーチ

経歴

鯖江高校(福井)/駒澤大学(東京)/トヨタ自動車(愛知)/九電工(福岡)

駒澤大学では、大学三大駅伝に4年間すべて出場。
区間賞5回獲得(出雲2回、全日本1回、箱根2回)したほか、日本人トップ4回。


実業団では、2015年・2016年と、トヨタ自動車史上初となるニューイヤー駅伝連覇に貢献。
引退後、幼稚園児〜大人まで幅広い世代の指導を行っている。
また、オンラインにて全国のランナーに向けたレッスンも行っている。

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