
こんにちは、窪田忍です!
今回は実験シリーズ第2弾として、さまざまなシーンでの他社製品との“重さの違い”を、着用前後で比較してみました。
実際の重さと、履いて感じる“体感”はどれほど違うのか。そしてそこから私が何を感じたのか。
ぜひ最後までお付き合いください!
◆今回の実験内容は?
今回の実験では、以下の3つのシーンで、左右それぞれにitoixと他社ソックスを履いて、着用前後での重さを比較してみました。
①デスクワーク前後
②練習前後
③13時間の長時間着用前後
通気性が悪いと汗をかきやすく、靴下はムレて重くなり、不快感にもつながります。これから迎える「梅雨」や「夏」は、まさに汗との戦いの季節。
“軽さ”と“快適さ”を強みにしているitoixのソックスが、他社製品と比べてどれだけそれを維持できるのか——。
「人に勧める以上、自分が本当に納得しているか」が大切。体感を通して説得力を深めたいと思いました。
今回使用したitoixのソックスはこちらの3点です。
比較対象の他社製品については、デスクワークは某有名アパレル店G社の製品、練習・長時間はT社製品を着用しました。
では、以下実験の結果になります。
◆①デスクワーク
まずは着用前の重さがこちら。
使用前でなんと9グラムもの差があり、itoixの軽さが際立ちます。
この日は6時間のデスクワーク。梅雨時期ということもあって、G社のソックスはムレを感じました。一方、itoixはムレによる不快感がほとんどなく、履き心地に明確な差が出た印象です。
アスリート掲示板でも「デスクワーク中の足元の快適さ」は重要視されていますが、それを実感できたのは大きなポイントでした。
では、着用後がこちら。
…まさかの変化なし。
汗はかいたつもりでも、重さとしては変化が見られませんでした。
それでも、足元の快適さは作業効率にも直結するため、見逃せない差だと感じました。
◆②練習
次に、練習前後の差異。
練習内容は12kmのjog、天候は曇りでした。
練習前の重さがこちら。
意外だったのは、どちらもほぼ同じ重さだったこと。ただ、T社のソックスはかなりタイトな作りで、圧迫感を強く感じました。また滑り止めがないせいか、少し滑る感覚も。
その点、itoixは滑り止め加工なしでも滑らず、快適に走れるのが特長。滑り止めが必要な他社製品では、そのぶん重さが増す可能性もあります。
そして練習後はこちら。
練習前後で2グラムの差が出ました。
T社のソックスは2グラムの増加。数値以上に蒸れと不快感の差が大きく、履いている本人としては明らかに違いを感じました。
◆③長時間使用
最後は約13時間の長時間使用。外部コーチを務める熊本大学陸上部の試合の日に、移動から帰宅まで履き続けたものです。
(※左右を逆に履いてしまっていたのはご愛嬌)
まずは着用前。
着用前の重さは、5グラムの差。履いた感覚としても、itoixの方が自然で圧迫感が少なかったです。
そして着用後は…
itoixは変化なし、T社製品は1グラム増という結果に。わずかな差ですが、蒸れによる不快感は大きな差として現れていたように感じます。
実際、以前の「糸島110kmウォーク」でも同様の違いを強く実感しました。
▼参加した大会レポート記事はこちら▼
こちらでは長距離ウォークで他社製品とitoixの靴下を片足ずつ着用してみた結果をお伝えしています。
◆総括
重さや着用感には個人差もあるとは思いますが、汗による増加は1〜2グラム程度というのが今回の結果です。
…ですが、これを“たったの”数グラムと見逃していいのでしょうか?
ランニングシューズは1グラムでも軽くするために日々改良され、ウルトラランナーはわずかな違和感を排除するためにタグを切るほどです。
私自身、現役時代にはスネ毛を剃ってレースに臨んだこともあります。1グラムに満たない違いかもしれませんが、それすら気になるほど、感覚は研ぎ澄まされていたのです。
疲労がたまると、数グラムの違和感が気になってくる——そんな経験、あなたにもあるのではないでしょうか?
ちなみに、itoixの靴下にロゴが入っていないのも、「違和感を排除する」という理由のひとつ。ロゴを入れると、そのぶん重くなる。だからこそ、本当に必要な機能だけを突き詰めた結果なのです。
◆窪田忍の結論
今回の実験からわかったのは、itoixのソックスは、快適さをキープしながら、汗による影響を“最大2グラム”軽減できるということでした。
たった2グラム。でも、それが快適さの差を生み、パフォーマンスを支えてくれるのだと実感しました。
次回の実験シリーズもどうぞお楽しみに!
執筆担当

aile RUNNING CLUB 熊本 代表
窪田 忍 (Shinobu Kubota)
◆経歴◆
鯖江高校(福井)/駒澤大学(東京)/トヨタ自動車(愛知)/九電工(福岡)
駒澤大学では、大学三大駅伝に4年間全て出場。
区間賞5回獲得(出雲2回、全日本1回、箱根2回)した他、日本人トップ4回。
出場12回中11回が区間3位以内。
実業団では、2015年・2016年と、トヨタ自動車史上初となるニューイヤー駅伝連覇に貢献。
引退後、小学生〜大人まで幅広い世代の指導を行う他、オンラインにて全国のランナーに向けたレッスンも行なっている。
★レッスンへのご相談、その他ご質問等は: コチラ