アスリート掲示板

vol.79 糸島三都110kウォーク参加レポート!
こんにちは、窪田忍です!
今回は、4月19日に参加した「糸島三都110kウォーク」の感想、そして、自身の体を使って行ったitoixの関してのある実験について紹介します。
なかなかおもしろい結果となったので、ぜひご覧ください!
◆そもそもなぜ”ウォーキング”の大会に参加したのか?
きっかけは、itoixのオーナーや社長、そして会社に関わる仲間たちが毎年参加しているこの大会の会話からでした。
その会話を傍らで聞いていて、『110kmを寝ずに2日間かけて歩く』といことが私に置き換えた時に全くイメージがつきませんでした。
私は、レース前にはそのレースに関する様々なイメージをします。もちろん毎回その通りに行く訳ではありませんが、110kウォークに関しては全くイメージすら出来ませんでした。
そんな未知の大会が目の前にあるのであれば、私としては参加せざるを得ません。
◆大会当日、レース(?)前
スタート時間は昼の12:00だったのですが、午前中はitoixのブース出店をさせていただきました。

この大会ではおなじみになりつつあるようで、ご存じの方や使用している方、itoixの良さを知っている方が非常に多くいらっしゃいました。
想像以上にたくさんの方にお買い上げいただき、スタート前から充実感がありました。
想像以上にたくさんの方にお買い上げいただき、スタート前から充実感がありました。
◆出店終了、いよいよスタート!…その前に。
ここで、今回私が自身の体で行う実験内容について。
Itoixといえば、『蒸れにくく、マメができにくい』というのが売りです。私自身もマラソンでそれを実感していますが、時間にすればそれは3時間程度の時間です。
そこで、24時間もの間履いて歩き続けた時、他社製品と比べてどの程度の差が出るのかが気になりました。
せっかくなら実感したいという思いがあり、迷わず実行。

左足:T社 右足:itoix
どちらも5本指のショート丈、T社製品に関しては出来るだけ通気性の良さそうな製品を選びました。
◆糸島三都110kウォークスタート!
スタート前に緊張はなく、未知への挑戦のワクワク感が大きかったことを覚えています。
一緒に歩く方々にも緊張は見られず、和気藹々とスタートしました。
この大会は56kmのコースを2周(つまり正確には112km)歩くようになっており、途中数か所にエイド(休憩地点)が設定されていました。その他、コンビニ等にも自由に寄れます。(※場所によっては全くありません。)
スタート時の気温は25℃近くあり、日差しも強かったため4月にしては若干暑く感じました。実験にはもってこいの気候です。

歩き始めて30分、3km程しか歩いていませんでしたが、さっそく足に変化を感じ始めました!
明らかに左足の方が熱く感じます。…というよりは、右足が蒸れなく非常に快適という感覚でした。この時点で特に影響はありませんでしたが、その感覚はこの先ずっと感じることになりました。ふとした時に、右足の”素足感”が快適でした。
◆初エイド、その後
最初のエイドに到着したのは16:00頃でした。既に人生で最長時間を歩いており、満足感がありました。とはいえ、もう辞めたいという気持ちは微塵もなく、この先どんな気持ちにな
っていくのか楽しみでさえありました。

さて、足の方はと言えば、左足の蒸れというか、いかにも”靴下を履いている”という感覚が気になります。それに比べると、右足はそういった感覚が小さく、ストレスが段違いでした。
中には、itoixのような薄い靴下だとクッション性が無さそうで気になるという声を聞きますが、そうったクッション性や負荷の違いは全く感じず、足底の疲労感は等しくありました。
その後も周りの景色や会話を楽しみつつ、電波が良いところではインスタライブをしてみたりと、大きなトラブルもなく歩いていきました。
中には、itoixのような薄い靴下だとクッション性が無さそうで気になるという声を聞きますが、そうったクッション性や負荷の違いは全く感じず、足底の疲労感は等しくありました。
その後も周りの景色や会話を楽しみつつ、電波が良いところではインスタライブをしてみたりと、大きなトラブルもなく歩いていきました。
◆フルマラソンの距離を超えて
45km地点のエイドを超えたのが22:00を過ぎた頃。マラソン練習で経験した最長距離が45kmだったので、ここからは本当に未経験の世界だなと考えながら再開。この頃、足底の
疲労がかなり溜まっていました。走るのと比べてここまで差があるのか…と実感していました。とはいえ、頑張ればまだまだ歩けるとも感じていました。
実は、歩き始めてすぐ、左足底の外側と踵に違和感が。「小石でも入ったかな?」と思っていましたが、歩くほどに違和感が大きくなります。ついにマメが出来てしまったのです。
歩けないほどではありませんが、そこからは常に違和感と不安を覚えながら歩くことに。
そして時を同じくして、急に足底の疲労も大きくなってきました。まさに一歩一歩ダメージが蓄積していく感じでした。仲間のペースにも徐々についていけなくなります。少しペースを落としながらも、頭の中は「足底が痛い」「マメが気になる」「1周目はあと〇km…」とマイナスなことばかり。ついさっきまで楽しんでいた自分が噓のようでした。
そして様々な自問自答を繰り返し、1周目が終わろうとしていました。
◆1周目終了、そして…
1周目の終わりが見えてきた頃、あとちょっとで1周目が終わりだ…という思いと、もう1つの思いがありました。
「ここでリタイアしよう」という思いです。
そもそも、全くイメージが湧かないからという理由で参加した大会でしたが、自問自答を繰り返す中で明確に1つの結論が出ていました。
それは「私には何回挑戦してもおそらく完歩出来ない」ということです。完歩出来るイメージが湧かないのと、完歩出来ないことがはっきりとイメージできました。こればかりは気持ちの問題だけではなく、本当にはっきりと断言できます…私の住める世界ではありません。マラソンとは違ったキツさでしたが、マラソンよりもはるかにキツく感じました。
私の感覚的には、マラソンを完走した後、自分のペースでゆっくりでも良いからもう42.195km走ってね!と言われているような感覚でした。
だからこそ、この110kウォークの完歩経験がある方のみならず、2周目の一歩を踏み出せた方たちは本当に尊敬します。
マラソンを走ったことがある方にはこの絶望感が理解できるのではなでしょうか。
かくして、私の110kウォークは56kmで幕を閉じました。完歩こそ達成出来ませんでしたが、非常に良い経験が出来たと思っています。
◆実験結果
さて最後に、気になるのは実験の結果です。
因みに、半分でリタイアと言えど約12時間歩き、歩数はなんと80,792歩!
45km過ぎから違和感のあった足はどうなったのか。
まずはbeforeから。
さて最後に、気になるのは実験の結果です。
因みに、半分でリタイアと言えど約12時間歩き、歩数はなんと80,792歩!
45km過ぎから違和感のあった足はどうなったのか。
まずはbeforeから。

そしてafterがこちらです。

後半に気になっていた部分は以下のように。


白い箇所と、少し黒っぽくなっている箇所がマメ(水脹れ)になります。
左右差は一目瞭然です。
左右差は一目瞭然です。
予定の半分の56kmでこれほど差が出たということは、もし完歩に向け2周目に突入していたら更に差が出たことでしょう。
“itoixはマメが出来にくい”ということを文字通り『実感』出来ました。
◆最後に…
いかがでしたか?
現在、マラソンの後半に気持ちが切れてしまう…という悩みがある方、110kウォークはおすすめです。例え完歩できずとも、マラソンよりキツい体験を経て、見えてくるものがあるかもしれません。
そしてなにより、マメにお悩みの方。ぜひ一度itoixを履いてみてください!
私は今回の経験で、今までよりも更に自信を持って強く推します!
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執筆担当

aile RUNNING CLUB 熊本 代表
窪田 忍 (Shinobu Kubota)
◆経歴◆
鯖江高校(福井)/駒澤大学(東京)/トヨタ自動車(愛知)/九電工(福岡)
駒澤大学では、大学三大駅伝に4年間全て出場。
区間賞5回獲得(出雲2回、全日本1回、箱根2回)した他、日本人トップ4回。
出場12回中11回が区間3位以内。
実業団では、2015年・2016年と、トヨタ自動車史上初となるニューイヤー駅伝連覇に貢献。
引退後、小学生〜大人まで幅広い世代の指導を行う他、オンラインにて全国のランナーに向けたレッスンも行なっている。
★レッスンへのご相談、その他ご質問等は: コチラ