こんにちは!!
今回は前回の「準備編」に続きレース中の「対処編」です!
●レース中に足がつってしまったらどうするのか?
まず足がつる直前に体が警告を発します。
筋肉がこわばってきたり、ピクピクと軽い痙攣が起きたりします。
このような症状が出てきたら慌てずにペースを落として様子を見ましょう!
こわばりや痙攣が収まるようでしたら、そこからペースを少しずつ戻していけば問題ありません!
無理して足がつってしまうよりはペースを落として対処したほうがタイムロスは防げます。
私もマラソンや練習中に体が発する初期症状を感じたら対処し、最後まで走りきれた経験が多くあります。
●それでも足がつってしまった場合
他のランナーの邪魔にならないように端に移動します。
その後、足の裏やふくらはぎ、ハムストリングスなど、つってしまった箇所をゆっくり伸ばして筋肉をほぐしてください。
そこからゆっくり歩いて筋肉を慣らしてください。
問題がなさそうでしたら走りだしても大丈夫です。
しかし、一度つるとクセになり同じ箇所がつりやすくのでペースには十分注意する必要があります。
●勇気ある決断を
しかし、それでも頻繁につってしまったり痛みが生じてきたら無理せず棄権してください。
棄権はとても勇気がいりますが、変に無理して走り続けると肉離れやその他の重度の故障に繋がる可能性が高くなります。
故障してしまうと回復までにかなりの時間を要します。
悔しいとは思いますが次回のレース、今後のランニング人生に繋げる為にも棄権というのは大切な判断です。
人によっては走りきるよりも、棄権することのほうが勇気がいります。
ネット上で「つる」という悩みを調べると、だいたいハーフを超えたくらいから足がつる人が多いようです。
そもそも人の足の筋肉は20kmも使えば限界がくると言われているため、実は、どのランナーも条件は同じなのです。
それでもつらない人がいることも事実。
●「なんでこの人はつらないのだろう?」と考えてみてください
テーピングやタイツなどのアイテムや、マグネシウムを多く含むサプリメントを摂取するのも選択肢の一つです。
しかし、アイテムや栄養補給は、非常に効果的ではありますが、根本的な解決策にはなっていません。
●「つる人」と「つらない人」が何が違うのか?
それはランニングフォームです。
足の接地や使い方、重心のポイントを意識するだけで「つる」という症状を最小限に抑えることができます。
このフォームについては、技術的なこともあるので、また次回お話しします!
〔監修〕itoix公式ランニングアドバイザー
藤井 翼(Tsubasa Fujii)
プロフィール
◯出身校
元岡中学校(福岡県)/佐久長聖高校(長野県)/山梨学院大学(山梨県)
中学3年時には1500m、3000mの2種目で全国大会に出場。
高校は長距離の名門、佐久長聖高校に進学。
チームメイトにはNIKEの大迫傑がいる。
個人種目では3000mSCを専門とし、3年時のインターハイ北信越大会では当時の長野県高校記録となる8分57秒をマーク。その後の全国インターハイでは優勝した留学生に次ぐ日本人トップの2位に入る。
冬の全国高校駅伝では日本人チームの高校歴代最高タイムで総合優勝。個人でも5区(3km)を8分24秒で走り区間賞。これは現コースになってから最も速いタイムであるため、コース新記録という扱いになっている。
◯保有資格
日本体育協会公認スポーツリーダー/日本陸上競技連盟公認ジュニアコーチ
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