前回の記事で、aile RUNNING CLUBの代表を務める藤井翼が、陸上クラブチーム『Team Nitro(チーム ニトロ)』に加入し、クラブチームナンバー1達成に向けて取り組んでいくことを発表しました。
「aileで一緒に走っているチームメンバーに、自分の走りを通じて、走る楽しさや練習へのモチベーションを感じてもらいたい」
そんな藤井翼のチームとしての初戦となり「東日本実業団駅伝」が、2023年11月6日、埼玉県庁~熊谷スポーツ文化公園陸上競技場にて開催されました。
レースから1ヶ月、当時の様子を藤井に聞いてみました。
ー レースおつかれさまでした!埼玉県でのレースでしたが、出走までどのように過ごしましたか?緊張とかしてました?
藤井
前日に埼玉入りしました。スタート地点が違うため、メンバー全員で前日に揃うことは叶わなかったのですが、阿部選手や森選手、新迫選手とは宿が同じで、「調子どうなん?」「あっという間やね」など会話しました。
緊張して眠れないということはなく、コンディション自体は最高の調子だったので、しっかり狙っていこうと考えていました。
ー 遠方でもコンディションを崩さないのはさすがです!レースの結果はどうでした?
藤井
当日は7区の12.9kmを走り、記録は「41分25秒」でした。万全のコンディションでしたが、自分の中ではまだまだ上を目指せた結果だったと思っています。
練習中、10km以降までペースを保てるかに課題を感じていたのですが、レースの9km過ぎからしんどくなってきたのをよく覚えています。
駅伝は、首位チームから一定の時間差がつくと、走者が襷を繋ぐ前に次の走者がスタートする“繰り上げスタート”というルールがあります。
今回7区は繰り上げスタートとなったため、ライバルに負けまいと、スタート直後に競っていた相手にギリギリまで粘ってついていこうとしましたが、最後に引き離され、悔しい思いをしました。
ー Nitroの初戦として結果を出したい!というプレッシャーもあったと思いますが、レース後にメンバーと何か話をしましたか?
藤井
レース後にNitroのメンバーで東日本実業団駅伝の振り返りをしまして、その中でも話したのですが、やっぱりクラブチームで一番をとるのは甘くないことを痛感しました。
襷をつなげなかったこと、クラブチームとして1位がとれなかったことは悔しいですが、シンプルに力不足だったと思います。これを糧に、気持ちを切り替えて練習していく必要があると感じています。
メンバーが語る東日本実業団駅伝の裏側は
公式YouTubeにて公開中!
ただ、競技者として第一線を退いた後で、当時のように本気で練習し、駅伝に挑戦できたことは、本当に楽しかったです!Nitroのメンバーも同じ気持ちを語っていました。
もうひとつ、沿道から「ニトロがんばれ!」と応援の声が聴こえてきて。名前を覚えてもらいはじめているのも嬉しいし、「がんばれ」の一言で力がわきました。
ー Nitroの活動に注目が集まっているんですね!今後Nitroとして、また藤井翼個人として、新たな目標や目指すレースなどありますか?
藤井
Nitroとしては、もう一度来年の東日本実業団駅伝に挑戦し、今度こそ襷をつなぐ。そしてクラブチームとして1位を獲ることを目標にして、再スタートしています。
Nitroはメンバーそれぞれの活動場所が違うので、僕自身は福岡で、aileの代表としてチームをまとめていくのに加えて、自身の走りでaileメンバーを鼓舞したい気持ちが強く、引き続き練習を重ねていこうと考えています。
具体的には、トラック5000mを14分30~40秒切る。フルマラソンでは、福岡国際マラソンの出走基準にもなる2時間25分切りを当面のゴールにおいています。aileのメンバーによい走りをみせて、先陣を切ってよい影響を与えられる存在になりたいです。
ー 来年以降のレースが楽しみですね!もうひとつ、Nitroの皆さんはitoixの靴下を履いていただいていると伺ったのですが、評判はどうですか?
藤井
チームサポートとしてitoixの靴下を提供してもらい、実際に大会で履いているメンバーもいました。
東日本実業団駅伝当日は非常に暑かったのですが、「暑い中でも蒸れないからすごくいい」「ストレスを感じずに走りに集中できる」「パフォーマンスを発揮できる」との感想をもらいました。
クラブチームでの1位を目指し日々修練するアスリートの足元を支えられてよかったです!
Nitroのキャプテンとして、そしてaileの代表として、新たな挑戦をはじめる藤井翼。有言実行で結果を出す雄姿を、引き続きこの『アスリート掲示板』で追いかけていきたいと思います!
WEBライター。9年8ヶ月勤めていた会社を辞めてフリーランスに転身。 趣味はランニングだが、ゲロ弱メンタルゆえによく心が折れる。 時々[ゲロ弱メンタルながらフリーランスになりました]というYouTubeチャンネルで、ボロボロになりながら走る動画を配信している。