こんにちは。
aile RUNNING CLUBビギナークラスコーチの藤井かれんです。
8月30日に開催された「北海道マラソン2026」に、aile RUNNING CLUBのメンバーと一緒に参加してきました!

北海道マラソンは、真夏の札幌を舞台に開催される国内最大級のフルマラソン大会です。
暑さへの対策が欠かせないタフなレースですが、東京2020オリンピックのマラソンコースを走れるほか、札幌の名所や北海道ならではの景色、グルメも楽しめる、旅ランにもぴったりの大会です。
一方で、制限時間は6時間。
「初心者でも楽しめるのかな?」
「6時間以内に42.195kmを走り切れるか不安……」
「大会って、速い人が出るものじゃないの?」
そんなふうに思っている方もいるかもしれません。
結論から言えば、初心者でも楽しむことはできます。
ただし、北海道マラソンは夏の大会。
暑さや風の影響もあるため、完走を目指すなら日頃の練習はもちろん、暑さへの対策や当日のペース配分など、しっかりとした準備が大切になります。
今回は、制限時間6時間の北海道マラソンを初心者が楽しむためのポイント、そして、普段私がコーチを担当しているaile RUNNING CLUBのビギナークラスから、初めて北海道マラソンに挑戦し、見事自己ベストを更新した川村さんのチャレンジをご紹介します!

川村さんの体験を通して、川村さんがどのように大会に向けて準備し、北海道マラソンを楽しんだのか。
これからフルマラソンに挑戦してみたい方にも、ぜひ参考にしていただければと思います!
◆真夏の札幌を走る「北海道マラソン」
北海道マラソンは、北海道・札幌の街を舞台に開催されるフルマラソン大会です。
8月末の真夏に行われるため、年によっては気温が30度を超えることもあります。
そのため、雪や氷の配布、かぶり水、放水など、大会を挙げた暑熱対策が用意されています。

今年は例年に比べて気温が低く、スタート時の気温は23度。
比較的走りやすいコンディションでしたが、やはり夏のフルマラソン、やはり過酷なレースでした。
制限時間は6時間。
フルマラソンを走り慣れていない方にとっては、決して余裕のある時間とはいえません。
特に夏の大会では、暑さによってペースが落ちたり、給水や休憩に時間がかかったりすることもあります。
だからこそ、最初から速いペースで走り続けるのではなく、無理のないペースで進み、必要に応じて歩きを取り入れながら、計画的に走ることが大切です。
私自身も今回参加しましたが、スタート前から会場はとても賑やか!

普段のマラソンシーズンとは少し違う「夏のフルマラソン」ならではの雰囲気を楽しむことができました。
◆「走り続ける」だけがフルマラソンではない
私がまずお伝えしたいのは、夏に42.195kmを走るため、無理は禁物!「6時間ずっと走り続けなければいけない」と考えすぎなくてもいい、ということです。
フルマラソンでは、給水所で水分を取ったり、エイドで補給したり、苦しくなったときに少し歩いたりすることも、立派なレース戦略です。
特に初心者の方は、最初から最後まで走り続けることよりも、
・前半で無理をしない
・給水や補給をきちんと行う
・ 暑い場所では無理をせず歩く(ペースを落とす)
・事前に長い距離を走る練習をしておく
・制限時間を意識してペースを管理する
といった準備が重要になります。
また、制限時間を気にしすぎると、せっかくの大会を楽しめなくなってしまいます。
札幌の街並みを見たり、沿道の応援に力をもらったり、エイドを楽しんだり、仲間と声を掛け合ったり。

そうした一つひとつの体験も、フルマラソンの大切な思い出です。
もちろん、完走を目指すためには練習が必要です。
しかし、最初から速く走る必要はありません。
自分に合ったペースで準備を進めれば、初心者でも北海道マラソンを楽しみながら完走に挑戦できます。
◆今年もaile RUNNING CLUBから多くのメンバーが参戦!
今年の北海道マラソンにも、aile RUNNING CLUBから多くのメンバーが参加しました。
普段はそれぞれ違う目標に向かって練習していますが、大会になると同じコースを一緒に走り、途中のスライド区間で仲間を見つけたり、声を掛け合ったりできるのも、チームで大会に参加する楽しさのひとつです。
フルマラソンを走る理由も、目標も、人それぞれ。
自己ベストを目指す人もいれば、完走を目標にする人、大会そのものや旅行を楽しみながら走る人もいます。
それぞれの楽しみ方ができるのが、マラソンの魅力だと私は思っています。
今回の北海道マラソンには、ビギナークラスからも初めて挑戦したメンバーがいました。
◆初めての北海道マラソンで自己ベスト更新!
今回、ビギナークラスから北海道マラソンに参加した川村さん。
今回が8回目のフルマラソンです。
大学生の頃からマラソンに挑戦してきたそうですが、コンスタントに年間2大会以上のマラソンに参加するようになったのは、昨年の福岡マラソン以降。
普段はビギナークラスで仲間と一緒に練習を重ねています。
そして今回、初めて挑戦した北海道マラソンで、
ネットタイム 4時間59分37秒!

見事、自己ベストを更新しました!
制限時間6時間の大会で、5時間を切るタイムで完走した川村さんですが、最初から余裕を持って走れていたわけではありません。
夏のフルマラソンならではの不安を抱えながら、日々の練習と当日のペース配分を大切にして走ったそうです。
◆「夏のマラソンを経験してみたかった」
川村さんが北海道マラソンに挑戦しようと思った理由を聞いてみました。
「夏のマラソンを経験してみたかったことが一番のきっかけです。
また、私は旅行半分で全国各地の大会に出ることが好きなので、ゲストランナーも多い大きな大会で、エイドも魅力的なのでは?という期待もありました」
全国各地へ旅行をしながら、そこでマラソンを走る。
これもランニングを続けているからこそできる楽しみ方のひとつです。
一方で、スタート前には夏のフルマラソンならではの不安もあったそうです。
「福岡より気温が低いといっても夏は夏なので、無事に救護にかかることなく完走できれば……という気持ちでした。
脱水になったらどうしようという不安も大きく、正直、楽しめる余裕はありませんでした(笑)」
制限時間についても、気にならなかったわけではありません。
暑さでペースが落ちれば、後半に時間の余裕がなくなる可能性もあります。
だからこそ、前半で飛ばしすぎず、給水や補給をしっかり行いながら走ることを意識したそうです。
それでも実際に走り始めると、エイドもしっかりしていて、25km付近までは楽しみながら走ることができたそうです。
◆初めて走って感じた北海道マラソンの魅力
実際に北海道マラソンを走ってみた感想を聞いてみました。
「高低差が少なく、気温も比較的涼しくて走りやすかったです。
ただ、途中は景色があまり変わらず、強風が吹くところもあって、そこで気持ちを保つのが大変でした」
そして、楽しみにしていたエイドも満喫!
特に印象に残ったのは「ちくわパン」「雪」「ミニトマト」だったそうです。

北海道ならではのエイドを楽しめるのも、大会に参加する醍醐味ですね。
◆一緒に頑張る仲間がいるから、もう一歩頑張れる
川村さんが北海道マラソンで特に印象に残ったのが、コース上で仲間とすれ違えるスライド区間とのこと。
「福岡マラソンよりもスライド区間が長く、一緒に走っている仲間を見て『頑張ろう』と思えることが何度もありました」
さらにコース上では、「83歳で今年最後のフルマラソン!」と声を掛けられているランナーを見かけ、その姿にも奮い立たされたそうです。

42.195kmという長い距離。
苦しくなったとき、同じ大会を走っている仲間やランナーの存在から力をもらえる瞬間があります。
これは実際に大会を走ってみないとなかなか味わえない、マラソンの魅力かもしれません。
◆ビギナークラスだからこそ「誰かと走る」を気軽に楽しめる
普段、一緒に練習をしている川村さんに、aile RUNNING CLUBに入って良かったことも聞いてみました。
「同じ熱量で一緒に走る仲間や知り合いが増えたことです。
また、個人で練習するのには限界があるので、時期や体力に応じた適切な練習について相談できるのは、クラブに入って良かったと思う点です」
さらに、ビギナークラスの魅力については、
「マラソンを始めたばかりの人も、いろいろな大会に出ているけれどタイムはそこまで狙っていないという人も、気軽に『誰かと走る』ことができるところです。
ジョグをしながら話せるので、いろいろな人とコミュニケーションが取れて、メンタル面でも良いリフレッシュになると思います」
と話してくれました。
私がビギナークラスのコーチをしていて大切にしたいと思っているのも、まさにこの部分です。
速く走ることだけがランニングではありません。
「初めて大会に出てみたい」
「一人だとなかなか練習が続かない」
「タイムよりも、楽しく走り続けたい」
そんな方も、同じようにランニングを楽しめる場所でありたいと思っています。
◆「走ることはプラスしかない!」
最後に、川村さんに「なぜ走るのか」を聞いてみました。
「目標に向けてコツコツと努力を積み重ね、それがタイムという分かりやすい結果に表れるので、達成感も大きく、楽しみながら継続できるからです。
そして何より、走ること自体が自分を清々しい気持ちにしてくれて、自己肯定感も上げることができるから。
プラスしかない!と思っています」
今回、北海道マラソンで4時間59分37秒の自己ベストを記録した川村さん。

「次の目標は、今年の冬、現在出場が決まっている最後のフルマラソン「熊本城マラソン」でのサブ4.5。
そして長期的には、生涯スポーツとしてマラソンを続けていくために、「怪我をしない効率の良いフォームを習得すること」も目標にしています。」
と、話してくれました。
◆練習を積み重ねれば、夏のマラソン大会にも挑戦できる
北海道マラソンのような夏のフルマラソンは、決して簡単なレースではありません。
暑さや湿度、日差し、風など、普段の大会とは異なる難しさもあります。
だからこそ、初心者の方が挑戦する場合は、事前の準備や日々の練習が大切になります。
川村さんは、ビギナークラスでの練習に参加するだけでなく、朝早く起きて仕事前にランニングをする姿も印象的でした。
忙しい毎日の中でも時間をつくり、仲間と楽しく練習を続けながら、自分自身でコツコツと走る。
その積み重ねが、今回の自己ベスト更新につながったのだと思います。
マラソンを楽しむために、必ずしも速く走る必要はありません。
完走を目指す人
制限時間内のゴールを目指す人
自己ベストを狙う人
仲間との時間を楽しむ人。
それぞれの目標に向かって準備を続け、その成果を大会で感じられること。
それこそが、マラソンの大きな魅力なのではないでしょうか。

川村さんが楽しみながら練習を続けてきた成果が、北海道マラソンという舞台で自己ベスト更新という結果につながったことを、私もとても嬉しく思います!
走ることで新しい景色に出会えたり、仲間が増えたり、自分自身の成長を感じられたり。
マラソンには、42.195kmを走ること以上の楽しさがたくさん詰まっています。
今回の北海道マラソンを通して、改めてそんなランニングの魅力を感じることができました。
「ちょっと走ってみたい」
「いつかマラソンに挑戦してみたい」
そんな気持ちが芽生えたら、まずは自分のペースで一歩を踏み出してみてください。
皆さんにも、ランニングやマラソンを通して、自分なりの楽しさや新しい目標を見つけてもらえたら嬉しいです!







