第四章「呼吸する和紙の靴下誕生」

自身の水虫が治った※経験から5本指の靴下の開発を考えていた糸井氏は、株式会社ニットウィンの西口勝博氏と出会う。
※あくまでも個人的な体験・感想です。

株式会社ニットウィンは戦後間もない1950年、創業者・西口勝次が1台の手廻し編み機から興した靴下の製造メーカーで、当時は珍しい5本指靴下の製造を行っていた。
(西口氏の特集はこちらから→職人魂の結晶

呼吸する和紙の靴下の開発は、百戦錬磨の糸井氏や西口氏をしても、困難を極めた。

それは、和紙糸そのものに、伸縮性が無いからである。
更に5本指ということも開発を難しくした。

そこで、糸井氏は、和紙の良さを失わない程度に補助繊維を混合させ、それを、西口氏が機械を調整して試作を行う。

二人は、何度も何度も改良を重ねて2年もの歳月が経ったころ、呼吸する和紙の靴下は誕生したのである。

1993年のことである。

※Itoitexは、株式会社ITOI生活文化研究所が特許を保有する生地の名称です。

2018年12月、株式会社Itoitexは、社名を株式会社itoix(イトイエックス)に変更いたしました。

今後、ITOI生活文化研究所、糸井が育ててきた和紙布「Itoitex」を京都ブランドとして世界に発信していく。

Itoitex=和紙布ブランド
この和紙布「Itoitex」を商品化し広めていくメーカーitoix(イトイエックス)

として、再スタートを切りました。

itoix(イトイエックス)の誕生です!

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