こんにちは。
aile RUNNING CLUBビギナークラスコーチの藤井かれんです。
毎年、aile RUNNING CLUBではジュニアクラスの夏合宿を行っています。

今年も子どもたちと一緒に熊本県水上村で3泊4日の合宿を行う予定でしたが、開催直前に予定を大きく変更することになりました。
今回は、そんな今年の夏合宿の様子と、aile RUNNING CLUBが「合宿を行う意味」についてお伝えしたいと思います。
◆開催3日前、急遽すべての予定を変更
今年も7月31日から8月3日まで、熊本県水上村で合宿を行う予定でした。
子どもたちも合宿をとても楽しみにし、準備を進めていた中、開催3日前に熊本県で地震が発生しました。
被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
地震の発生を受け、予定していた熊本県での合宿は取りやめることを決定しました。
開催まで、あと3日。
「今年の合宿は中止にするべきなのか」
「別の形で開催することはできないだろうか」
急遽コーチ陣で集まり、話し合いを行いました。
何よりも優先しなければならないのは子どもたちの安全です。
その一方で、合宿をずっと楽しみにしてくれていた子どもたちの顔も浮かびました。。
すでに荷造りを終え、「あと何日!」と楽しみにしてくれていた子もいます。
だからこそ、ただ「中止」にするのではなく、安全に開催できる方法がないのか、最後まで探してみようということになりました。
宿泊場所はあるのか。
練習できる環境はあるのか。
移動はどうするのか。
食事はどうするのか。
そして何より、子どもたちが安全に過ごせるのか。
合宿3日前から、ほとんどすべてのスケジュールを一から組み直しました。
そして、たくさんの方にご協力いただき、当初予定していた3泊4日から、2泊3日の宿泊合宿+最終日は日帰りで大分県の久住クロスカントリーへ行くスケジュールへ変更。
形は変わりましたが、今年も無事に夏合宿を実施することができました。
急な相談にもかかわらず受け入れてくださった皆さま、開催に向けて動いてくださった皆さま、そして急な変更を理解し、子どもたちを送り出してくださった保護者の皆さま。
本当にありがとうございました。
◆予定変更から始まった、2泊3日の合宿
予定を大きく変更し、いよいよ夏合宿がスタートしました!
今回の合宿では、トラック練習やクロスカントリー、体幹トレーニングなど、さまざまな練習に取り組みました。
【1日目】久住クロスカントリー
合宿初日は、大分県の久住クロスカントリーへ。

自然の中にある起伏のあるコースを使って、クロスカントリーでの練習を行いました。
普段走っているトラックやロードとは違うアップダウンのあるコースで、初日からしっかりと身体を動かしました。
【2日目】朝練からスタート!日田の競技場へ
2日目は朝練からスタート。

その後、日田の競技場へ移動し、トラックでの練習を行いました。
そして練習後は、みんなで川へ!
たくさん走って疲れた脚を、冷たい川の水でアイシングしました。

練習に一生懸命取り組む時間はもちろん、こうして仲間と一緒に過ごす時間も合宿ならではです。
【3日目】クロスカントリー&体幹トレーニング
3日目は、再び久住クロスカントリーで練習を行いました。

さらに走る練習だけではなく、体幹トレーニングにも取り組みました。
合宿も3日目になると、少しずつ疲労も溜まってきます。
そんな中でも、子どもたちは仲間同士で声を掛け合いながら、一つひとつの練習にしっかり取り組みました。
これで2泊3日の宿泊合宿は終了です。
しかし、今年の夏合宿はこれで終わりではありません!
【4日目】日帰りで最後のクロスカントリー
一度それぞれの自宅へ帰り、翌日にもう一度集合。
4日目は日帰りで大分県の久住クロスカントリーへ行き、最後の練習を行いました。

当初予定していた3泊4日とは違う形になりましたが、トラック練習、クロスカントリー、体幹トレーニングと、さまざまな練習にしっかり取り組むことができました。
そして、aile RUNNING CLUBの合宿で大切にしているのは、こうした練習だけではありません。
走ることと同じくらい、子どもたちに大切にしてほしいことがあります
◆「人間力の向上なくして、技術の向上はなし」
今回の合宿でも、子どもたちには毎日日誌を記入してもらいました。
そして、その日誌には藤井代表が考えた「合宿の心得」を記載しています。
そこには、藤井代表自身が佐久長聖高校で学んできたことが詰まっています。
「人間力の向上なくして、技術の向上はなし」
速く走れるようになることだけが、私たちが合宿を行う目的ではありません。

挨拶をしっかりする。
時間を守る。
自分のことは自分でする。
仲間を思いやる。
人の話をよく聞く。
練習に全力で取り組む。
食事や水分補給、睡眠など、自分自身で体調を管理する。
自分たちが使った場所を、来た時よりも綺麗にする。
そして、家族や仲間、指導者、宿泊施設の方など、支えてくださる人への感謝を忘れない。
走ることから少し離れて考えると、どれも日常生活の中で大切なことばかりです。

合宿という、普段とは違う環境で仲間と生活するからこそ、走る力だけではなく、一人の人として成長してほしい。
そんな思いがあります。
速く走れる選手になる前に、周りの人を大切にできる人であってほしい。
自分で考え、自分で行動できる人になってほしい。
そして、応援してもらえる選手になってほしい。
合宿で経験したことが、競技だけではなく、これから先の子どもたちの成長にもつながっていけば嬉しく思います。
◆当たり前ではない環境に感謝して
今回の合宿は、私自身にとっても忘れられないものになりました。
毎年開催している夏合宿。
これまでは「今年も合宿の季節がきた」と、どこか当たり前のように感じていた部分があったかもしれません。
しかし今回、開催直前に予定を大きく変更することになり、改めて気づいたことがあります。
宿泊できる場所があること。
思いきり走れる場所があること。
子どもたちが元気に参加してくれること。
送り出してくださるご家族がいること。
そして、私たちの活動を支え、力を貸してくださる方々がいること。
そのどれもが、決して当たり前ではありません。

たくさんの方のご協力があったからこそ、今年も子どもたちと一緒に夏合宿を行うことができました。
本当にありがとうございました。
予定していた形とは違う合宿になりましたが、子どもたちにとって、この数日間が「たくさん走った夏」だけではなく、
仲間と頑張ったこと。
自分でできることが増えたこと。
誰かに支えてもらったこと。
そんな経験として心に残ってくれたら嬉しいです。
走ることを通して、競技力だけではなく、人としても成長していく。
これからもaile RUNNING CLUBでは、走ることの先にある、子どもたち一人ひとりの成長を大切にしていきたいと思います。







